2020年1月31日金曜日

気持ちのいい瞬間


訪問していて「気持ちがいいな」と思う瞬間がある。
それがどんな時なのがうまく言葉になっていないが、わたしがいない、スーッと。そんな感じの瞬間だ。

例えば今日は、
言葉数のとても少ない、時々時間を行き来するAさんのお手洗いのお手伝いを終えて、ズボンを上げている時。
ズボンのゴムが少しきつくて、力を入れてズボンを上げるのでふらつきはしないかと心配するのだけど、Aさんはびくともしない。(わたしたちの事業所で訪問している方の中で、最高齢)
ピリピリと軽い音がして、その後何かAさんが言ったのだけど、よく聞こえなかった。
笑って流そうとしてしまって、いやいやと思いなおして、「何でしたか?」と聞きなおしたら
「おーなーらー。出たのっ!」
とおっしゃって、とても軽く。そして、いつもの動作に戻られた。


「オナラ出ちゃったわ、ごめんなさいね。」でもいいし、
「…(聞こえないふり)」でも全くもっていいのだけど、
あまり詳しくは説明しません。お天気のよさも相まって、いいなと思った。


ここのところ、わたし自身はの話ですが、ありがとうと言ってもらえることの価値をあまり重視していないような気がする。ありがとうと言ってもらえるのはありがたい。でも一方で、そのことを目指していないというか、待っていない気がする。
(もちろん、相手のことを考えないという意味ではなく)