ことりに訪れる出会いのうち、「ブログを読んでいます」と言われることが多くあります。本当にありがたいことです。
(全体のビューの数はそう多くない、こっそりとしたブログなのによく見つけてくださったなという気持ちと、見てくださっている方の中でことりに訪れてくださる方が多いのだということへの驚きで胸がいっぱいです)
だったらやっぱり、更新していかないといけないなと思い、書いては止まり、止まっては書き、そして今日もこうやって書き始めてみました。
介護のことは身近でないけど、老いることや年を重ねること、そういう方と一緒に暮らしていくことについては少し身近に感じられる。この場が少しでもそういうきっかけになったらうれしいなと思います。小学生のような文章ですね~
それから、心のどこかでは、若かりし日の自分に向けて書いているところもあります。
というのも、
仕事に就くことが人生の視界に入ってきた頃、「福祉関係が向いているんじゃない?」と言われることが何度かありました。
その頃わたしはまちづくりの仕事に就きたいと思っていました。そこに住んでいる人が自分の暮らすまちを愛して自慢したくなるような、商業施設があるからじゃなくまちに誇りを持てるような関わり方ができるような、そんなまちを育てる仕事に就きたいと、メラメラしていました。若かったんです。
だから、「福祉」という言葉を聞いて「なんでそんなつまらない仕事をしないといけないの?もっとクリエイティブな仕事をするんだ!」などと、生意気な鼻息をフンフンとやっていたわけです。
福祉のお仕事をされている、すてきな大人の方に出会う機会にも恵まれていたにも関わらず、です。
それから数年が経ち、母の介護・看取りを経て、こうやってここにいるわけですが。
先日、大好きなおばあちゃまに「あなたのように色々な経験をした人が、こういう仕事に向いているんだろうね。」という言葉をいただきました。とてもうれしかったです。
実際にサービスをお届けしている方からの言葉であること、過去をぐるっと肯定してもらえたように感じたこと、そして自分がこの仕事を愛していることも加わって、「あぁ、わたしもこんな言葉を言えるようなおばあちゃんになりたい」と心底思いました。
介護者失格だなと思うことも多々ありますが、この言葉に見合うようなヘルパーになる!という、新たな目標ができました。