「BUNJOVI」というのをやっている。仲間たちと。
それはそれは個性的なメンバー(65歳以上)が集まり、地元の商店街のさんま祭りで舞台にも立って、結構な評判をいただき、「想像していたのと違った!感動した!」「うちのイベントにも来てほしい」とかうれしいことをたくさん言ってもらって、メンバーもスタッフも大喜びして次の歌も練習していた矢先に、コロナ。この方たちが集まって歌うなどということは、到底できなくなってしまった。けど、それなりにいろいろとやっている。歌以外。
そんなメンバーから、夜遅くに電話が来た。
どうやら酔っぱらっている。本人も自覚をしていて、あれこれ質問してくるのだけど埒があかないから「明日ことりに来たら?その時話そう。」と夫が言う。
数時間したらまた電話が来て、「明日来るって言ってたよ」と言う。
次の日、「なんか覚えてないけど、ことりに行くってメモがあったから来た」と言って、電話の質問と別の話をして帰っていった、らしい。
夫(社長)と話していたときに、
「あの人たちをもし介護することになったとして、今のやりかたで満足することができるかなって思ったら、できない気がした」と言う。
「満足って、誰が?自分が?メンバーの人?」
「うーん、よくわからないんだけど。」
事業所会議を開こうと思ったら、臨時の訪問依頼が入った。
この辺りの話を、それぞれがそれぞれに出会ったことをベースに、思いついたときに言葉にして、ということが最近続いている。
でも具体的な誰かを思い浮かべて、具体的な誰かの具体的な困りごとを知っているのであれば、間違った方向にはいかない気がするから、これはきっと大事なことだ。